低用量ピル(OC)とは

低用量ピル(OC)の副作用

女性ホルモンの働きを利用した経口避妊薬です。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2種類の女性ホルモンが配合されています。
毎日1回服用することで排卵を抑制し正しく服用すれば安全でほぼ100%避妊効果が得られます。ほかに月経をコントロールできるといったメリットなど効果も期待できます。

低用量ピル(OC)の副効果

避妊薬として効果を発揮しますが、
それ以外のさまざまな効果が
期待できます。

  • 月経困難症
    (月経痛)の軽減
  • 月経不順の
    改善
  • 子宮内膜症の
    予防と改善
  • 月経前症状
    (PMS)の軽減
  • ニキビなどの
    改善
  • 更年期症の
    予防
  • 卵巣がんの
    予防
  • 卵巣嚢腫の
    減少
  • 子宮外妊娠の
    減少
  • 乳房良性疾患の
    予防
  • 子宮体がんの
    予防
  • 大腸がんの
    リスク低下

低用量ピル(OC)の服用方法

低用量ピルの飲み始めのタイミングが月経初日からと
月経が始まった最初の日曜日から飲み始める
2種類があります。
月経初日からの場合は飲み始めから避妊効果があります。

日曜日から始める場合は
最初の日曜日から飲み始めるので月経が始まった日とずれているなら飲み始めの1週間は
他の避妊法(コンドームなど)を併用する必要があります。

低用量ピル(OC)の種類

低用量ピルにはさまざまな種類があり、女性ホルモンの配合量が一定の1相性タイプと女性ホルモンの周期に合わせて3段階に変化している3相性タイプがあります。
よく服用されている飲み忘れの少ない1相性のマーベロンと3相性のトリキュラーを取り扱っています。1シート(28日間)決められた順番に飲み続けます。飲み終えたら、休まずに新しいシートの錠剤を飲み続けます。

飲み忘れた場合の対処

  • 1錠の
    飲み忘れたとき
    気づいた時点で飲み忘れた分を服用し、そしてその日の分も服用します。
  • 2錠以上の
    飲み忘れたとき
    今のシートの服用を中止してください。次の月経を待って新しいシートで再開してください。新しいシートを飲み始めるまでは、他の避妊方法(コンドーム)を使用してください。
  • 偽薬を
    飲み忘れたとき
    飲み忘れた偽薬は捨てて、翌日から通常通り服用してください。

低用量ピル(OC)の副作用

長期服用しても安全な薬として開発されています。服用初期に個人差もありますが
吐き気、だるさ、頭痛、少量の不正出血、乳房の張りなどの症状が起こることがあります。
これは体内のホルモンバランスが変わるため、体が慣れるまでに感じる症状です。

低用量ピル(OC)を服用できない方
  • 35歳以上で1日15本以上たばこを吸っている方
  • 前兆のある片頭痛がある方
  • 乳がん・子宮がんなどの疑いがある方
  • 肺梗塞・脳梗塞・心筋梗塞などになったことがある
  • 高血圧・糖尿病・高脂血症
  • 妊娠中や授乳中の方など

ピル処方の流れ

はじめて受診される方や他院でのピル処方経験のある方もLINEにてご予約をお願いします。オンライン診療によりご自宅などどこからでもスマホやタブレットで医師の診察を受けることができます。2回目以降は、診察を受けなくても処方することが可能です。
※保険適応外となります。※未成年者には処方できません。

※事前に身分証明書をご用意ください

  1. STEP1
    LINEでお友達追加すれば
    オンライン診療の予約ができます。

  2. STEP2
    フォームの項目に
    すべてご記入いただき
    回答すれば予約ができます。

  3. STEP3
    予約日時に医師と診察。
    電話での診察が可能です。

  4. STEP4
    最短でお届けします!
    お支払いはクレジットカードまたは銀行振込。

低用量ピルの料金表

  • ※下記料金の他に、別途送料がかかります。
  • ※未成年者には処方できません。
マーベロン
マーベロン
1シート28錠 2,420円
(税込)
トリキュラー
トリキュラー
1シート28錠 2,420円
(税込)
アンジュ28
アンジュ28
1シート28錠 2,420円
(税込)

低用量ピル(OC)よくある質問

ピルって、どんなもの?
ピルは経口避妊薬とも呼ばれ女性ホルモンの成分を配合した薬です。
毎日一回服用することによりホルモンバランスを整え、月経困難症の改善が期待されます。また排卵の抑制もしてくれるので、正しく服用すれば99.3%の避妊効果が得られます。
他にも肌荒れ・ニキビ・生理不順の改善、生理中の血液量が減るなどの効果も期待されます。
ピルを飲むと太るってホント?
ピルの服用と体重増加は関係ありません。
低用量ピルの副作用にむくみがあり、それによって体重が増加することもありますが、自然と症状は軽くなり落ちていきます。
ピルを飲むと肌がキレイになるの?

ピルは避妊効果だけではありません。肌荒れやニキビなどの肌トラブルを改善し、美肌効果を期待できます。
ピルには次のような症状の改善・緩和が期待できます。

・月経前症候群(PMS)
・大人ニキビや肌荒れ
・生理痛
・生理不順
・月経過多 など

肌トラブルの原因は、ホルモンバランスの乱れにあり、ピルに含まれる成分で整えてくれます。だから継続して飲み続けることで、肌トラブル改善や予防に繋がるのです。
ピルの副作用が気になる
低用量ピル(OC)の服用初期には、個人差はありますが、吐き気や頭痛、不正出血、めまい、乳房の張りといった症状がおこることがあります。
これは体内のホルモンバランスが変わるため、体が慣れるまでに感じる症状です。多くの方は2~3ヶ月飲み続けているうちにおさまっていきます。
ピルって妊娠できなくなるの?
服用していたとしても、将来妊娠に影響することはありません。ピルはホルモンの分泌量を調節し排卵を抑制する薬です。
高い避妊効果が期待できる一方、服用を中止すれば身体は徐々にピルを飲んでいない時の状態に戻っていき、避妊の効果はなくなります。
タバコ吸っててもピル飲んで大丈夫?
タバコを吸っている人がピルを服用すると血栓症、心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めることが報告されています。このリスクは年齢が高くなるほど、喫煙本数が増えるほど増加します。(35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人はピルを服用できません。)
ピルで月経痛が緩和するの?
ピルを服用することで、排卵が抑制され月経量も少なくなります。これにより月経痛を緩和することが可能です。
ですので月経痛や過多月経等の症状がある人にはピルは効果的です。またピルはホルモンバランスを整えることから月経痛だけでなく月経前症候群(PMS)の改善も期待できます。
ピルの服用はなんとなく怖い。
日本ではまだまだ認知されていないピルですが、ヨーロッパやアメリカでは多くの女性に認知され服用されています。ピルは避妊のほかに、生理痛、生理不順、ニキビ、PMS、子宮内膜症の改善など嬉しい効果もあります。
ピル服用中、お酒は飲んで大丈夫?
特に問題はありません。 ただし、お酒を飲みすぎて薬を飲み忘れたりしないよう注意が必要です。
また吐いてしまうと低用量ピルの成分がきちんと吸収できず、十分な避妊効果を得られなくなる場合があります。
ピルって安全なの?
ピルは長期服用しても身体に害はなく、死亡率も服用していない方と変化はありません。服用によって副作用が出る場合がありますが、2~3か月継続することでなくなります。
避妊に関してもコンドームや避妊リングより安全性に優れています(正しい服用で99%以上の避妊効果)。
なぜピルで避妊ができるの?

ピルは次の3つの作用で妊娠を防ぎます。

1.女性ホルモンの分泌を抑え、排卵が起こらなくする。
2.子宮内膜の増殖を抑え、受精をさまたげる。
3.精子が子宮内に入りにくくする。

「男性任せにせず、女性が自ら実行できる」という点も重要です。
避妊以外にどんな効果がありますか?
避妊以外のピルの効果として、月経困難症(月経痛)、月経過多(月経量が多い)、月経前症候群(PMS)などの症状緩和や月経不順の改善効果が期待できます。またニキビや肌荒れの改善、長期期間服用することで子宮体がんや卵巣がんの予防効果も認められています。ピルを服用することにより安定した月経を築くことができるので、生活のQOLをアップすることができます。